部品の回転時の摩擦を最小限にして、滑らかな動きで回転効率を高める軸受(ベアリング)は、自動車、鉄道、飛行機、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、掃除機、コピー機、パソコンといったあらゆる電化製品や産業機器などで採用されており、回転する動作をする部分には欠かせない部品です。
軸受(ベアリング)は、軸が壊れないように、回転荷重を引き受ける役目があり、転がり軸受と滑り軸受の2種類に分けられます。例えば、転がり軸受はパチンコ玉のような小さな球やコロを使うことで、摩擦によって滑らかな動きができるのです。
軸受(ベアリング)が使われている思いがけない製品の1つに高級スーツケースメーカーのキャスターがあります。通常のスーツケースのキャスターでは、ガラガラと音がしたり、中身がパンパンに入った重量のあるスーツケースになると動きに引っかかりや急激な摩耗を起こすこともあります。しかし、軸受(ベアリング)が使われている高性能のキャスターは、耐久性が高く、重量があっても滑らかに動かすことができます。
近年、子供のおもちゃで人気の「ハンドスピナー」もベアリングの技術を利用したものです。技術者が本気で作ったハンドスピナーには、世界最小や世界最長回転時間のギネス記録を保有しているものもありますが、これらのギネス記録を持つ2つの企業は、ともに日本の会社です。
日本の技術にはさまざまな可能性があり、要望に答えて進化できる対応力や、アイデアがいっぱい詰まっています。兵庫県姫路市にございます「株式会社姫路浜正」も、できる限りお客様のご要望にお答えいたします。